卒業式送辞

送辞の書き方で重要なことがいくつかあります、まず送辞や謝辞の場合、特に送辞では、自分の言葉で、例えば中学校の場合では、巣立って行く子供たちに見送る寂しさとともに、温かく送り出す気持をストレートに表現してください、そして在校生である私たち、僕たちが3年生になって頑張る番がきたことについて、心構えを文書化してもいいでしょう、そして決して美技麗句を使わず、オリジナルな卒業式謝辞を考えてください。
また、送辞の内容はいくらオリジナルとはいえ、勝手気ままな文書ではいけませんし、時間も考慮しましょう、あまりだらだらと長い時間や、極端に短い文書でもいけませんので、大体ですが1分半ぐらいを目安にしてください、しっかり送辞の原稿を書き上げ、誤字脱字がないかどうかをよく確かめて、できれば先生や、親御さんに一度目を通してもらい、適切なアドバイスをいただきましょう。
送辞の例文の流れは、まず第一に「ご卒業おめでとうございます」から書き出し、卒業する先輩たちとの寂しさを入れ、先輩たちから受けた温情を少し具体的に(運動会やその他)話し、そして上級学校で頑張ってほしい文書を入れ、自分たちもこれから頑張ることを誓い、最後に卒業生への感謝の言葉で締めくくります。

中学校 送辞の書き方例文

「三年生の先輩方、この度のご卒業おめでとうございます。 特に先輩方には部活をはじめ、学園祭などのいろいろな面で大変お世話になりました、頼りがいのある先輩がご卒業されることは、大変心細いものです、私たちも先輩諸氏に見習って、後輩の手本になるようにと頑張りたいと思いますので、何卒ご安心いただければと思います。
 これから、4月には晴れて高校生に進まれることと思います、今までと違う広い世界に飛び出す、期待と不安を感じておいででしょうが、この中学校で学ばれたことをしっかりと実践すれば、必ずや頑張ることが出来るでしょう、そしてくれぐれも体には気をつけてください、またお近くをお通りの際は是非お顔を見せてもらえたら嬉しいです、近況などをお聞かせください、お待ち申しあげます。
 今まで本当にありがとうございました。」

高校卒業式 送辞例文

「三年生の諸先輩方、ご卒業おめでとうございます、先輩方の晴れ晴れしいお顔を見て、私どもの心も晴れやかですが、お世話になった先輩との別れはやはり寂しいものです、学園祭や部活で大変お世話になり、厳しくも心温まる温情を忘れることはありません、在校生一同そんな先輩に負けず、新規一転益々頑張ることを誓いますので、何卒ご安心いただければと思います。
これから、大学ならびに社会人として巣立って行く皆様においては、今日のような晴れがましい期待と、新しい世界への旅立ちに不安もあることでしょうが、この3年間を通し、学校で学んだことを礎にすれば、必ずや不安が期待に、期待が現実に、夢が叶うと確信いたします、私たちもそうですが決して夢を諦めないでください、夢を持たない人で今まで成功した人はいないと申します、幾多の苦労が待ち受けているかもしれませんが、苦労という影が濃くあれば、あるほどそれを映し出す、光は強いとももうします、決して苦労から逃げることなく、真正面からぶつかって、それを乗り越えてください、苦労した分だけの成功が待っているように思います。
僭越な送辞になってしまいましたが、これまでに育ててくれた先輩に感謝とお礼の気持です、今まで大変お世話になりました、またくれぐれもお体は大切にしてください。本日はご卒業おめでとうございました。」

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